このサイトでは自己破産について間違った認識や噂をたくさん取り上げています。どれもちょっと聞いただけだと信憑性があるように感じるので、それが半ば都市伝説のように流布していくのです。しかし、このような噂が流れやすい環境があることも見逃せません。

そこには日本人の国民性が関係しているように思います。日本人というのは古代から借金を嫌う民族で、借金をしている人を「お金にだらしない人」という印象で見ることがあります。実際には住宅ローンを利用してマイホームを購入した人は全員が多額の借金をしているのですから、日本人の多くが日常的に借金をしているのですが。

こんな環境の中で借金をしている人に対する視線が厳しい上に、その借金が返せないとなると、さらにお金にだらしない人と見てしまうのでしょう。実際には、ここ最近の債務整理案件というのはほとんどが経済情勢の悪化による収入減などが原因で、浪費やギャンブルが原因という自己破産よりもはるかに多いのです。

こうした実態というのはなかなか表に出てこないので、どうしても借金や自己破産に対するマイナスイメージだけがいつまでも残ってしまっているのでしょう。

これが諸外国に行くと、借金に対する考え方はまるで違います。「借金は借りた者勝ち」と思っているような国民性の国も多いのです。さすがにこれは行き過ぎだと思いますが、もう少し日本は国際標準に近づいてもいいのかも知れません。